September 2010
     

  「朝の水」 ASA NO MIZU  
 


 
 
 皆さま 
残暑お見舞い申し上げます。
暑さ寒さもお彼岸まで・・と言います。あとしばらくの辛抱ですね。

 八月に蓼科から小淵沢へ行って参りました。蓼科は涼しかったです。上の方は15度くらい。思わず、真面目に「引っ越そうか・・と考えたくらいです。

 毎年、八月初旬に小淵沢の身曾岐神社で平和への祈りのコンサ-トが開かれます。
 今年は東儀秀樹さんと古澤巌さんのコンサ-トでした。
 神社の能楽堂が舞台となり、野外に客席がしつらえられて 雄大な山々が見晴らせる素晴らしい会場です。
 コンサ-トとともに夕暮れて行き、日が落ちてからは能楽堂の舞台前の池に篝火が炊かれます。それはそれは荘厳な雰囲気・・・。
 空には蛍が飛び交い、辺りから虫の音も聴こえて来る。夜空に星がまたたき始めた頃
 東儀さんの美しいショウの音と古澤さんのヴァイオリンの響きが融合し・・
 目を閉じると・・肉体から魂が抜け出して行き・・それはそれは美しく荘厳で・・宇宙の愛に包まれる・・そんな感じのコンサ-トでした。
 自然の中で聴く音楽は本当に素晴らしいですね。

 自然の中ではもちろんのこと、好きな音楽は魂を肉体から解放してくれますね。
 音楽は肉体だけでなく、私たちの深いところ感情体まで届いて揺さぶります。
 色々な思いを解き放ってくれる・・。好きな音楽を聴いて自分を解放する・・。
 そんな時間を持つようにしたいですね。
 私はほとんど毎日、好きな音楽を聴くことが出来て幸せです。

数カ月前、ある方から連絡を頂き、
 「『チベット体操』を短く説明するとしたら何?」と、尋ねられました。
 ある人気女性誌で『朝の美容法』として紹介するということでした。
 私は、そのとき、「短くは説明できないですね・・」と答えました。
 そのおかげか、紆余曲折の結果、先月、別の雑誌二紙で紹介する流れが出来ました。
 これもある意味、思考の現象化かも知れません。
 
 さて、昨夜、久しぶりに秋吉久美子さんと電話でお話ししました。
 色々と近況報告をしていて、このことも話したところ「そうね、チベット体操を一言で言うとすれば『朝のお水』?」
 なるほど!・・・
 そうです。チベット体操は「朝のお水」だわ。起き立てにはお水を飲むのが一番よい。
 なぜなら、喉から食道、胃とお水でシャワ-してあげるから。朝、シャワ-を浴びますね。それと同じで、身体の内側もまずお水でシャワ-してあげるのがいい。
 私は神様に朝、お水を差し上げます。それも「朝のお水」です。
 チベット体操は「朝のお水」。
 秋吉さんの言葉のセンス、分析力、表現力の素晴らしさにはいつもドキっとします。
 美しいのは姿形だけでなく、内面がとっても魅力的な方です。
 やさしくチャ-ミングな話し方で色んなことを教えて下さいます。
 「朝のお水」のような「チベット体操」。
 
 お水と言えば、ミネラルウォ-タ-はオ-ラを強くします。弱っているな・・と思ったら、お水を飲みましょう。特にチベット体操をしてミネラルウォ-タ-を飲めば、心身を浄化してくれます。今年の夏は皆さん、かなり消耗しましたね。
 チベット体操をして、ミネラルウォ-タ-を飲む。お茶やジュ-スではなくお水がいい。

  
 
 


 
  これから少しづつ涼しくなって行きます。
 (日本がこのまま真夏・・ということはありませんから)
 そうしたら、皆さん、どうか、自然の中でチベット体操をしてみて下さい。
 緑の公園で。
 森で。
 川のせせらぎの側で。
 海辺で。
 草原で。
 自然の光、風の中で
 美味しい空気を身体いっぱいに吸い込んで・・
この夏、疲れた身体を癒してあげましょう。

 そして、自然の中で自分とつながってみましょう。
 毎日、自分とつながる静かな時間。
 チベット体操で
 音楽で
 瞑想で

 自分の内面に意識を向けて行きましょう。
 そこに素晴らしい何か・・があります。

 外に探す必要はない。
 すべては、あなたの内側にある・・・。

 みなさまが実り豊かな秋を迎えられますように・・

 
 
  2010年9月   梶本恵美