March 2011
     

  「地球・愛」TIKYU AI  
 
 
 

春一番が吹きましたね。
 まだまだ寒の戻りはあるにせよ・・これから一雨ごとに春に近づいて行きます。

 春野菜たち。
 うど、セリ、たらの芽、蕗の薹、竹の子・・など。
 この子たちはアクが強い。
 人によっては食べるとブツブツと吹き出物が出来たり、反応が出ることがある。
 でも、実は違うのです。

 私たちが冬の間に色々食べたものが身体の中にたまります。(ためるのですね)
 春野菜はそういったためこんだものを外に出す役割がある。
 たまった毒素を出すから吹き出物に出たりする。
 だから、春野菜の「アク」が悪いのではなく、実は私たちの身体の中に出すべき「毒素」がたまっているということ。
 どんどん食べて、出すとよいそうです。
 冬はためこむように出来ている。そして春にはちゃんとそれを排出するような野菜が育つ。
 自然はすごいですね。

 私たちは地球に生かされている。
 天地の中で生かされている。

 私たちの「気」(プラ-ナ)は呼吸を通して全ての生命あるものとの間で循環している。
 私たちの吐いた息(二酸化炭素)は樹木により酸素となり、私たちはそれをまた吸う。
 樹木と私たちの間だけではない。
 全ての生きとし生けるものとの間で「生命」は循環している。

 私たちは生かされている。
 生命あるものすべてと共に生きている。

 それを忘れないようにしたいと思います。

 どの生命も等しく大切であるということ。
 人をあやめることがあってはならない。
 相手は自分であるということ。
 そして、自分の生命を自分で断つということもあってはならない。

 自分の生命を自分で断ってしまう人は・・
 「分離」を信じてしまっているから。
 とても悲しく、残念なことです。

 私たちは実は皆、つながっている。
 生命は巡り巡っている。

 チベット体操を続けていると・・だんだんそのことが分かって来る。
 理屈ではなく、感謝の思いが溢れて来る。

 今日も生かされている。
 たくさんの生命とつながっている。
 守られている。
 与えられている。

 今、ここに生きていることが
 実はどれだけたくさんの生命に支えられ、導かれて来たことか。

 全ての生命に感謝します。
 そして・・地球に感謝。

 「地球・愛」を大切に。



 
  2011年3月    梶本恵美