2011年、最後の月となりました。
今年は皆さんにとって、どんな年でしたか?
私たち、日本人は、今年、大きな悲しみを体験しました。
東日本大震災。
今も続く原発事故の問題。
原発の放射能の問題については、子供たち、・・未来の子供たちに対して、申し訳ない思いでいっぱいです。
人間が作り出した、この地球という生態系では分解し得ないもの。自分たちの贅沢な暮らしのために、私たちのエゴが作り出した問題です。
ただ、そうしたことに目を向ける、気づくきっかけを与えてくれたのは、今回の震災や事故のおかげでもあります。
やはり、起きて来る出来事に私たちが勝手に「善し悪し」はつけられない。全てに意味があるのですね。
大変辛い出来事の陰に、実は大きな「愛」が隠されている・・。
そんな風にも思います。
大きな大きな悲しみがあった。
大切なものを失った・・。
辛く苦しい時間が流れた。
これから先、いったいどうしたらよいのか分からないような瞬間があった。
それでも・・
今、私たちは生かされている。
あなたも。
私も。
ありがたいですね。
私たちは、まだ、生かされている。
さて、今年、大きな社会的な変化や、問題だけでなく、個人の生活において大変な変化や新たな問題が浮上したり、明らかになったケ-スが多かったのではないでしょうか?
私の周辺の人たちも色々な変化を体験しています。
そんな中で、聞くのが
「チベット体操をやっていて本当によかった・・」という声。
私自身もそうです。
チベット体操をしているおかげで、乗り越えることが出来た。
身体が辛くて・・心も重くて、とてもチベット体操なんか出来ない・・。
そう思った時でも、とにかくクルクル回ってみる。
そして、二番目の儀式で足を上げてみる。
そうやって、だましだましでも体操をやりきると・・
あらら、不思議。
体操をやる前はどうやって身体を立てよう・・などと思っているぐらいの状態でも、体操を終わると、重さは消え、すごく軽くなっている。
エネルギ-が回り始めた・・。身体が熱くなって来る・・。
よし、今日もしっかり生きる!
と気力も湧いて来る。
本当にチベット体操をやっていてよかった・・。
ありがたいですね。
さて、今年もあとわずか・・。
身体に積もった垢。
心に積もった垢。
環境に積もった垢。
垢落としをしましょう。
「垢」とは仏教用語で「煩悩」のことを言うそうです。
今年積もった垢は、今年中に落として、キレイになって新年を迎えましょう。
身体はきれいに。
心もきれいに。
お家もきれいに。
大晦日に「除夜の鐘」が撞かれますね。
百八つ。
人間には煩悩が百八つあると言われています。
鐘とともにその一つ一つを浄化して行く。
私たち人間には愛着、執着がたくさんある。
離しがたい感情や感覚を手放す。
清浄な心と身体で新年を迎える。
そのために大晦日、鐘が撞かれるのだそうです。
31日までに・・自分自身で「垢落とし」をしましょう。
どうやって?
色々、方法はあるでしょう。
私からは「チベット体操」をしっかりやることが一つ目のおすすめ。
そして・・意識的にでも「手放す」という意識を持つこと。
何か離しがたい感情、感覚、思いがあるとしたら
それを意識的に「××を手放します」とアフォメ-ションされるとよいでしょう。
大掃除をすることも実は「心」と「身体」の垢落としになりますね。
片づけること、掃除することは「意識」からやることですから、心とも身体ともつながっています。
そして、どうぞ、大晦日には「除夜の鐘」を聴きましょう。
私たちの「煩悩」を浄化してくれる、ありがたい鐘の音です。
2011年があなたにとって、意義深い、そして、大切な一年として終えられますように・・・。
愛と感謝をこめて。
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