May, 2012
     

  「微笑」HOHOEMI  
 
 
 

 ゴ-ルデンウィ-クが明けました。
 みなさま、どのようにお過ごしでしたか?
 いつもとは違う少し長めのお休みをあなたの幸せな時間として過ごすことが出来たでしょうか?
 休日、休暇は私たちにとって大切な「自分を癒す」時です。
 身体と心をゆっくり休めてあげたり、ワクワクするような楽しいことをしてみたり
 日頃、中々遇えない家族や友人と出会ったり
 楽しいゴ-ルデンウィ-クを過ごすことが出来るかどうかは自分次第。
 リラックス、リフレッシュ出来る計画を実行するのは自分次第。

 必ずしも、自分の望む通りの予定でなくても、(家族や色々なしがらみのため)
 その中に自分で「幸せな時」を「見つける」ことは出来ます。
 まだ、そんな風には行かないわ・・という方。
 チベット体操を21回完成して継続しましょう。
 思考の現象化がうまく行けば、あなたはあなたの思った通りの休暇を過ごせます。
 さらに、どんなことからでも「幸せ」を見つけるのが上手になる。

 私は前半は山形に行っていました。ダイエットとリハビリのために療養中の父と母の付き添いです。山形も例年より遅い春でしたが、私の行った日から暖かくなり、天候にも恵まれ、桜が一気に満開。歩く訓練をする父と母とともに、それは美しい桜を観たり、最上川の川沿いを母と語らいながら、土筆・山菜・桜を愛でることも出来ました。

 そんな父と母の付き添いの合間、一人静かに和室で瞑想をした時のこと。
 窓からは美しく霞む春の山々、たゆたう最上川の眺め・・。
 素晴らしい自然のエネルギ-が開け放した窓から流れ込み・・
 愛に包まれ・・私は深く、深く癒されました。

 後半は名古屋で締め切り、予定満載の慌ただしかったリズムから自分を解放し、のんびりム-ドでお休み。映画を観たり、本を読んだり・・散歩したり・・。
 外食が続いていたので、連休後半はお料理をして調整。
 いつもの調子に戻って来ると、チベット体操をしていてわかる。
 身体が軽いと体操も楽々出来る。身体が重い(流れが悪い)と体操が辛い。
 今朝は、おかげさまで体操がとっても気持ち良く出来ました。

 さて・・本題です。

 私たちは「愛を表現する」ために生きている・・。
 最近、つくづくそう思います。

 「仕事は目に見える愛である」というのは私が大好きな詩人カリル・ジブランの言葉。
 私自身はドラマを書くこと、チベット体操を伝えることは「愛を表現する」こと(仕事)だと思っています。でも、そういうことだけでなく、人は本当に日々、その時、その時に愛を表現することが出来る。
 そうでしょう?
 何をする時にも実は「愛を表現する」ことは出来る。
 そんな・・・イチイチ、そんなこと考えてやってられないわ~。
 そう言われるかも知れません。

 そうですね。
 自分のことでいっぱいいっぱいの時は、そんな風には考えられない。
 そんな余裕はない。

 けれど、私たちが「愛する」時、私たち自身の波動が上がり、そして、その愛するものに対してエネルギ-を注ぎ込んでいます。
 私たちは「愛する」時、愛するものを引き寄せる力を持ちます。
 思考の現象化や引き寄せの法則は、自分の波動が高い時、そしてエネルギ-が高い時により強く働く。私たちは「忙しくて」「せっぱつまっていて」「余裕がない」時ほど、愛を表現しない。愛さない。そして波動は下がり、エネルギ-も下がり、事態はマイナスな方向に動いて行く。
 悪循環・・ですね。

 これを好循環に変えて行きましょう。

 まず、愛することから始める。
 ん・・・。愛するって、何をどうやって?
 そこで、一つ、おすすめすることがあります。

 「微笑む」こと。

 いつも、微笑んでいること。
 微笑むように意識すること。

 そんな・・それって気持ち悪くない?
 変な人と思われない?

 心配な方。
 鏡を見て微笑んでください。
 まず、自分に向かって微笑む。
 鏡の中に映っている私自身。その中に実は本当の自分が在る。
 その自分に向かって微笑む。
 ありがとう。今日もよろしくね。元気で行くね。明るく行こう・・と。

 微笑みは見知らぬ人に対しても「愛の表現」になります。
 知り合いにだけ微笑むのではなく、微笑みを習慣にする。

 先日、京都教室の時に仁和寺を訪れ、観音菩薩さまのお顔に本当に癒されました。
 菩薩さまは「微笑み」をたたえていらっしゃる。
 愛の波動が伝わって来ました。

 さあ、新緑の恵みいっぱいのこの五月。
 美しい緑や咲き誇る花々。
 私たちに与えられたこの素晴らしい季節に
 「微笑み」をあなたから
 周囲の人々にプレゼントしてください。

 微笑みは「愛の表現」です。
 あなたが微笑めば、周りに愛が伝わって行く。
 そして、その愛はまた巡り巡ってあなたに戻って来る。

 どんなお化粧や素敵なファッションより
 あなたの微笑みこそが、愛であり、美しさの表現です。
 Keep Smile with Love

 
 
   2012年5月  梶本恵美