June, 2012
     

  「変化」HENKA  
 
 
 

 みなさま、こんにちは。
大変、お待たせいたしました。
先週、イタリアの旅から戻って参りました。

まだ、時差ボケ?の名残なのか・・とっても早く目覚めたり、12時間くらい爆睡したり・・。旅の間はチベット体操のおかげで元気いっぱい、疲れ知らずで行動していたのですが・・心身エネルギ-にたくさんの刺激を受け、それら吸収したものの整理、バランスをとることに何より「睡眠」が一番なのでしょう。
本当によく眠れます。ありがたい。

イタリアは水の都ヴェニス、花の都フィレンツェ、そしてロ-マ。ロ-マからは少し足を伸ばしてナポリから船に乗りカプリ島へ。
街そのものが世界遺産であるフィレンツェ。歩いているだけですべてが観光。
ヴェネチアは運河が有名ですが、運河の中に街がある・・。建物が水に浸かっている風景は、日本では見かけない・・もの。ただ、私は夢の中で何度もこのようなところにいたことがあった・・。ヴェネチアの景色を観た時、ああ、ここだったんだ・・と納得。
夢の中で時空を越えて行っていたのか・・前世、そのようなところにいたのか?
懐かしいような・・不思議な感覚でした。

・・・・と、旅の報告、感想はこのメッセ-ジには書ききれないので、ブログの方に載せさせて頂きますね。

さて、10日間に渡る旅から戻り・・観たもの、聴いたもの、感じたもの・・それらのたくさんの刺激を整理しつつ・・この日本での日常を再開しました。
私は基本的にテレビのニュ-スを見ない、新聞は読まないという生活をしています。
ところが、帰国早々、たまたまつけたテレビから飛び込んで来ました。
野田総理の「原発再稼働」宣言。
そして、「口コミ」で飛び込んで来た「サッカ-日本代表Vsヨルダン戦」
私も娘も大のサッカ-ファン。(なのに、情報を知らない?!)
その日は家で夕食を取りながら応援観戦が出来ました。
いつの頃からか、試合を観ていると、選手たちの意識やエネルギ-の状態がすごく分かって、流れが読めるようになりました。サッカ-だけでなく、他のスポ-ツでも分かる。
さて、日本(サッカ-)は本当に変わりました。
もともと、日本人は精神性のとても高い民族だと思います。
けれど、しばらく「時代」の中で私たちは何かを見失い・・本来持っていた大切な「力」を失っていました。

忍耐力。調和する心。思いやる心。責任感。誠実さ。自制心。読み取る力。足るを知る心・・・。たくさんあります。
私たちが大切な「力」を失ってしまったのは・・
「モノ」が溢れる生活。競争社会。経済第一主義。
「欲」は目をくらませます。
そして「モノ」はいくら手に入れても人は満足することを知らない。手に入れたとたん次に目が行く、あるいは、手に入れたものを失うまい(執着)とする。
「競争」は人への思いやりを失います。
昨年の東日本大震災は未曾有の辛く悲しい、大きな試練を与えられる出来事でした。
けれど、そのおかげで・・私たち日本人、世界の人々の多くが目を覚まし始めた・・。 私たちが「変わる」べき時を迎えていることに気がつくことが出来た。
日本サッカ-はあの震災の前から変わり始めていた。いち早く目覚めた魂たちが「サッカ-」というたくさんの人々に影響を与える「場」で、表現し始めていた。
そして、今も、彼らは「変化(進化)」し続けている。
奢ることなく波動を上げ続け・・次のステ-ジに向かっています。
イタリアで働いている人々の中に楽しそうで明るいエネルギ-の人たちを見ました。一方で、何が面白くないのか、仏頂面で暗く重いエネルギ-の人たちもいました。

人は自分の仕事を心から楽しんでいるとき、笑顔が生まれる。周りにあたたかいエネルギ-を与えることが出来る。ゆとりがある。
自分の仕事をいやいややっている時、義務からやっている時、その人にはゆとりがない。周りにあたたかいものを与えることが出来ない。
イタリアでもフランスでも「モノ」が溢れていました。
ロ-マやパリは随分汚れていた・・。
ヨ-ロッパは三十年ぶりでしたが・・何かが違っていた。
大切なものを見失っているのは日本だけではなかった。
もちろん、何処の国にもそれに気づいている人々が大勢存在していると信じます。
原子力発電に頼り、まだ何を「豊か」にしようとしているのでしょう?
まだ何を「守る」と言っているのでしょう?

私たちは、今、本当に「目を覚ます」時を迎えている。
世界が平和であってほしいなら、まず自分の心の内に「平和」を築く。
世界が安全であってほしいなら、まず自分の心の内から「恐れ」を取り除き、「安全」を祈る。
社会が揺れる時、私たちは皆、それぞれ不安になったり恐れを持ったりします。
そんな時こそ、「祈り」や「アフォメ-ション」を大切にしましょう。
私たちの「心」が持つ力は限界がありません。
私たちの内なる自分とつながり・・心を整えること。
揺れない心を築くこと。

チベット体操は「本当の自分」「内なる自分」とつながるための大切な体操。
「今、私たちに変えることが出来るものを変えて行く「勇気」が与えられますように。
今、私たちに変えることの出来ないものを受け入れる「寛容さ」が与えられますように。
そして・・私たちに「変えることの出来るものと変えることの出来ないもの」を見分ける「叡知」が与えられますように。」
チベット体操で波動を上げて行く。
変化を起こす勇気が出る。
変化を受け入れる寛容さも持つことが出来る。
そして見分ける直観も磨かれる。

みなさまが毎日、内なる光を輝かせて生きられますように。
一緒に素晴らしい未来を築いて行きましょう。

読んでくださってありがとうございます。


 
 
   2012年6月  梶本恵美