9月になりました。 |
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今年の猛暑、そしてゲリラ豪雨など。 これらの自然の異常気象、猛威はなぜ起きているのでしょう? 9月1日の日曜日。 夫の会社で毎年励行している「大山川のクリ-ンアップ」に夫婦で参加して来ました。 朝7時半から受け付け、説明など受けて作業は8時に始まりました。 300人くらいの人、老若男女(子供連れの家族もたくさん)が川の両側に分かれて、河原や土手、脇道のゴミを拾って行きます。 年配の方々の側を歩いていると、興味深い話が聞こえて来ました。 「昔は鰻がおったけど、もうおらんね」「そら、そうや。木(河原)を全部切ってしもうたから」「木があるとそこに隠れることが出来るし、木の辺に鰻の餌になるもんもおったからな」 つまり、ちょっと前までは鰻も取れた川だったけど、川沿いの木を全部切ってしまったためにそういうところにたくさんいる鰻の餌となるものがいなくなり、何より鰻の隠れ場所がなくなった・・。 自然はすべてがつながっている。 私たち人間が勝手にしたことで・・自然の営みを崩している。 さて、河原や土手にはそんなにゴミはありませんでした。この川は日頃からキレイにしている地域。人は不思議なもので、キレイな場所を汚そうとはしないものです。ゴミを捨てることも少なくなる。 ところが、土手の右手にある道。ちょっと人の目につきにくいところに、ペンキの空き缶がたくさん棄ててありました。家庭で使うようなものではなく、業者が使う大きな缶で、しかも使いかけのペンキが入ったまま。排水用のドブにペンキがたまっていました。 気づいた男性の方が缶の撤去を始め、ペンキはその場に棄てて缶だけを大型ゴミとして回収。側では小学生の男の子がそんな様子をじっと見ていました。 「ひどいね。こんなところに棄てて行くなんて」 私は、缶のことは男性たちに任せて、その側で何やら「ゴミ」らしい大物を発見し、ほじくり返していました。 「うわ、臭い」「ザリガニが死んどる」「もう、この缶は無理」 ペンキの缶と格闘していた人たち。とうとう、男性が「これはもうダメ。見なかったことにしよう」と捨てぜりふを残し、退散。 一方、私の発見したものはなんとカ-ペット。(のような巻物)重くて私には持ち上げられず、近くにいた男性が回収してくれました。その巻物の下には植物の根っこがしっかりと張っていた。人間が棄てた大きなゴミの下敷きになりながらも生きていた。 先程の男の子が、今度はカ-ペットを見て「誰がこんなことするの?捕まえなきゃダメだよ」とお母さんに訴えている。 ふと、見ると、先程置いて行かれた缶があります。ドロドロのペンキや草が腐ったようなものがからまっている。夫は「(恵美には)無理だよ」と止めましたが・・放ってはおけません。黙々と格闘を始め・・・。 結局、また、男性たちに手伝ってもらって何とか回収することが出来ました。 側には、さきほど「見なかったことにしよう」という大人のセリフを聞いていた男の子。その子はじっと、私たちの作業を最後まで見ていてくれました。 どうしてこんなことをするのだろう?・・ペンキの缶やドロドロのカ-ペット。平気で棄てている。こういうことが、実際にどんなにその「場」(自然)を汚しているか?をその子はしっかりと目に焼き付けてくれた。 300人の人間が一斉に集まって作業をすると、一人でする300倍のことが出来る。 短い時間でしたが、とても貴重な体験をさせて頂きました。 ただ、ゴミを拾うという行動だけでなく、この「時間」、私たちは共通する「想い」を持っていたと思います。自然を美しく保ちたい・・という気持ち。おそらく多くの人はその想いで行動していたと思う。 子供たちにとってもとても大切な体験だと思います。 こういうことは、きっと、あちこちの地域で行っておられることと思います。 リアルに体験する、感じる、想うこと。本当に大切ですね。 |
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「アナスタシア」を読まれましたか? 昨年の九月に第一巻が出ています。 |
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これはシベリアの奥地の森林地帯で実際に著者が「アナスタシア」という女性と遭遇し、彼女から私たち「人類」に向けての大切なメッセ-ジの数々を書いたものです。 全部で9巻あり、日本語に訳されたのは昨年の第一巻が初めて。この8月に第二巻が出ました。まだ、お読みでない方は是非、手にとってみてください。 大地を裸足で歩くこと。それは地球にやさしく触れることでもある。 私は昔から裸足が好きで、大人になってからもすぐに裸足になってしまうのですが、今までは、裸足になることで大地と直接触れる気持ちよさ・・自分側のことしか分かりませんでした。でも、私が気持ちよい・・ことは地球も気持ちがよいのですね。 私たちは地球に生かされている。なのに、その地球を傷つけ続けている。 大地に触れることが地球をやさしく撫でること、愛することになる。 そんなメッセ-ジも「アナスタシア」の中から読み取れます。 どうぞ、皆さん、チャンスがあれば、裸足になってみてください。そして、やさしく大地に触れて・・。 これからの季節、外チベット(外でチベット体操をすること)が気持ちのよい季節になります。 そうです。皆さん、外チベットしましょう。 大地に立って、大地に触れながら。 (もちろん、マットを敷いてやってもかまいません。マットを通してでも伝わる) さらにもう一つメッセ-ジがあります。 チベット体操を始める前に、「想い」をこめてください。 それは誰に対してでも、何に対してでもいいです。 ただし、「あたたかい想い」「平和な想い」であること。 そういう想いでチベット体操をすることが、あなた自身を愛で包み、さらには「ワンネス」「地球」に対して愛の波動を伝えて行くことになります。 う-ん、分からないなあ・・という方はただ「感謝」だけでもいいのです。 皆さんがチベット体操をする「時」が、愛と平和に満ちた「時」となる、それは、一人一人の「現実」だけでなく、全体の現実となって行く。 この9月、「想い」を大切に体操をして行きましょう。 (追記) みなが一斉にチベット体操をして、「想い」を持つことが出来たら、全体に対して大きな力になるね・・と話していたら、何と、「アナスタシア」の第二巻の最後のところにその呼びかけがありました。 毎月1日と15日の朝6時から15分間。皆で「想い」を持つこと。それは特定の「想い」ではなく、それぞれが「あたたかい想い」であればいい。 これなら出来ますね。一カ月に二回だけ6時から15分。 チベット体操をしながらでもいいし、し終わってからでもいい。(15分以上想ってもいいわけですから) 賛同して下さる方。一緒にやりましょう。 最後まで読んで下さり、ありがとうございます。 チベット体操を通して、たくさんの方々にお逢いすることが出来ました。 本当にありがたく、感謝しています。 チベット体操を続けることで、一人一人の幸せ、平和がやがて全体へとつながって行くことを信じて・・・。 愛と感謝をこめて。 |
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梶本恵美 |