October, 2013
     

  「私たちの地球へ」  
 
 
 

 10月になりました。
 暑い夏がようやく息をひそめ・・涼しい風が心地よい。
 今年の夏はほんとうに長く暑い夏でしたね。
 きっと、例年より皆、身体がかなり消耗しているのではないでしょうか?
 日本は本来は温帯の国で四季もはっきりしていた。
 ところが、この気候の変化です。
 日本人の身体、私たちの持っているDNAでは、この暑さに対処するのはかなり厳しかったですね。汗線だって、持ってる数が熱帯の人や亜熱帯の人とは違うのですもの。

 けれど、そんな暑い長い夏があったおかげで・・秋が一段とありがたく感じませんか?
 涼しい日のありがたさ・・・。
 不思議ですね。

 やはり、いいことも悪いこともないのですね。
 悲しみがあるから喜びがある。
 喜びがあるから悲しみがある。
 すべてに両面がある。

 
  お彼岸の日に愛知県の半田方面に出かける用事がありました。
 何となく・・常滑という土地が気になり・・寄ることにしました。
 計画的に出かけたのではなく・・直観と流れのまま。
 常滑は初めてです。
 ドラマの舞台にならないかな?・・という思いもあって出かけたのですが・・。
 駅前はただ、大通りがあるだけで、何処の町も変わらない風景。
 お昼時になったので、海の幸が食べられるというある店へ。(有名な店でした)
 ところが、超満員。40分待ちの状態。
 これはダメだわ・・と、また車を走らせて・・何となく、直観で来た店があり、そこに向かいました。すると・・私が頭の中に描いていた感じの古びた街並みが現れ・・、土管工場を改装したカフェで美味しい「手こね寿司」を頂きました。その店に写真集があり、素敵な風景が写っていました。そのあとは、地図もないけど直観で動いて・・ちゃんと「写真集」で観た風景の中に到着。
 直観が働くと、色々とダンドリなしでスム-ズに行く。流れに乗ることが出来る
 半日だけでしたが・・非日常的な土地で、色々な発見や楽しみがありました。

 
 
 
 その翌週、今度は東京でNHKの監督と逢う約束があり・・出かけました。
 出かける時、何となく・・ある本を手にして行きました。父がこの夏、出版した本で「銀幕おもいで話」、誰に渡すということも考えにはないのだけど、何となく持って出たのです。
 渋谷のルノワ-ルで監督と話をしたあと、店を出ようとしたら、レジのすぐ側の席に「ん?・・見たことのある人だけど」・・・。
 思い出しました。そう、シェ-クスピアの翻訳などで有名な小田島雄二先生です。
 しばらくお逢いしていなかったので・・少しお年を召されていまて分かりませんでした。先生は父の同窓であり、旧友です。                        そうだ、小田島先生にこの本をお渡ししよう・・。
 ご挨拶してお渡しすると、先生はとても喜んで下さいました。
 何やら、映画界で先生との間にも楽しくも懐かしいエピソ-ドがあるようでした。
 この本は此処で小田島先生にお渡しするために持って出たんだ・・・。
 これも「直観」。

 直観が働くようになると、毎日がとても楽で、自由で、楽しい。
 理論的に考えることなく、「答え」そのものが来る。
 ダンドリをしなくても、頭を一々使わなくても動くことが出来る。
 そして・・正しい。
 
     
 
私たちは日々、瞬間瞬間、選択しながら生きています。
 そして、その選択は他の誰でもない、「自分」がすること。
 たとえ、誰かに何か言われたとしても、そうしなくてはならない・・という情況にあったとしても、それでも、それを選択しているのは「自分」。
 だから、どんな結果が起きようと、誰のせいでもなくやはり「自分」が起こしている。

 私はよく、「自由だね」と言われます。
 その瞬間、瞬間に「自由に選択」して生きています。
 失敗もたくさんある。
 なんでこんなことになっちゃうのかしら?なんてこともしょっちゅうある。

 以前、ある青年に言われました。
 彼はリ-ディング出来る人で、表の仕事とは別に人の助けとなる「リ-ディング」をしている。過去世も見えるし、高次の存在も見えるのです。
 そんな彼が言ってくれたこと。

 過去の選択は最善だ。
 私たちが生きた過去。何をその時に選択したとしても、「現在」から見るとああ、なんであんなことを選択したのだろう・・と思ったとしても、その時の自分はそれを選択したのだ。その時の自分はそれを選択することがベストだったということ。
 選択には「愛」からのものと「恐れ」からのものの二つしかない。
 いつも「愛」の選択が出来るのが望ましいが、その時の自分は「恐れ」からのものを選択してしまったとしても、その時の自分のベストだということ。

 それを聞いて、私はうんと楽になりました。
 なるほど・・・。
 だからこそ、いつも、自分に素直に正直に、そして何より「軸」を整えて生きたい。
 その瞬間瞬間に純粋な自分を生き、それが自分のベストとなればいい。

 ということで・・
 「直観」が大切。
 「軸」を整えていることが大切。
 そうして、自分自身が信じる道を生きるのです。
 自分の目標、目的を見失わないで・・自分が「磁石」となって生きる。

 自分の人生に起きて来ることはすべて自分の責任。
 選択の連続で現在がある。
 だから、選択するためにも「軸」を整え、そして「直観」を磨いて行く。

 理屈で考えていては間に合わない。
 瞬時に答えを得る。
 それが直観。

 誰でも持っているものであり、磨けば、どんどん冴えて来る。
 直観を磨く方法は幾つもあります。
 それらは、ト-クセッションなどでもご紹介しています。
 が、やはり・・私から一番のオススメは・・・。
 「チベット体操」です。

 チベット体操は「直観」が磨かれ、軸が整う。
 チベット体操自体が「ミラクル」な体操だと思うのです。

 既にチベット体操を完成し、継続している方々は体感ずみなのではないでしょうか?
 毎朝、チベット体操をする。
 心身エネルギ-が浄化、活性化される。
 頭がすごくスッキリする。
 直観が冴えて来る。

 これからとても心地よい秋本番ですね。
 チベット体操をして「直観」を磨き、軸を整え
 さあ、新たなことにもチャレンジして行きましょう。

 仕事も遊びもバランスよく
 人間関係も直観でビビッ、するりと行きましょう。

 また、みなさまとお逢いできる日を楽しみにしています。

 読んで下さってありがとうございます。

 愛と感謝をこめて

 
   2013年10月  梶本恵美