201503
     

  「オーラを磨く」  
 

 みなさま、こんにちは。
 早、六月。
 もう梅雨入りした地方もありますね。
 五月は初夏を飛ばして真夏日が続き・・
 29度くらいなら涼しいと思ってしまう日々でした。
 今日は一昨日の雨のおかげで涼しい・・。
 曇っているおかげで涼しい・・。
 晴れている日も雨の日も曇りの日もそれぞれ、ありがたいですね。

 さて、カジモト、近況のご報告から。
 5月の末に高校の同窓会が東京でありました。
 私は京都生まれの京都育ち、高校から女子校に通っていました。
 今回、初めて、東京で同窓会を開いて頂き、なんと京都から遥々と60名も参加。
 子育ては一段落し始めた時期、親の介護も生活に入って来ていますが
 50代後半、まだまだパワフルです。
 みな、またたくまに40年前にタイムスリップして、10代のヤンチャ乙女になる。
 青春時代を共に過ごした友人たちと楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 そんな中、ふと、私は本当に自由に生きて来たなぁ・・と感じました。

 たいていの人は何かに「くくられて」生きています。
 特に京都はしがらみが中々厳しい土地柄です。
 嫁姑、同居、長女、商売の跡継ぎ、地元がらみの諸々・・。
 私ももし、京都で嫁いでそのまま暮らしていたら・・ちょっとしんどかったかな?
 なぜか、私の親友たちは香港、ハワイetc.京都の外に嫁いでいる人が多い。
 はみだしていたのかしら?

 もちろん、京都にいなくても、みな、それぞれ自分の環境の中で何かしら抱えて生きて来たはずです。
 私もいきなり、「いつでも楽天的」に生きていたわけではありません。
 色々あったな・・。山あり谷あり、深い深い海底に沈んだことも、崖から落ちたことも・・。
 そのつど、もがき、這い上がり・・。そして誰かが手を差し伸べてくれたり。

 そんな中で出逢ったチベット体操。

 それ以来、体操とともにどんどんデトックスし続け、ブロックをはずし続けて
 この楽天的性格、そして、いつでも「自由」に辿り着きました。

 久しぶりに逢う人たちには
「恵美ちゃんはええなあ・・、ホンマに自由で」と言われます。

 でも、本当は、誰でも「自由」なのです。
「○○ちゃんかて、もっと自由にしたらええやん。○○したいんやったらすれば?」
「そんなこと出来ひんわ」
 そのあと、必ず、何やらかにやら・・出来ない理由を言われます。

 本当にそうでしょうか?

 あなたが「出来ない」という思考を「選んで」いる。
 そして、その原因になっているのは「観念」です。
 「観念」はすりこみ。
 育って来た環境、親、社会などからのすりこみです。
 そしてその観念を『自分』で選んでいる。

 自分の中のそうした「観念」に気づき、手放して行けば
 実はみな、もっともっと楽になる。
 「旦那のご飯作らなきゃならないから・・」
 「子供を放ってはおけないから」

 あなたが自分で本当にしたいことをしない理由にしている。
 誰かのせいにしている。
 何かのせいにしている。

 私がそう言うと
 「そんな簡単と違うし・・」と反論されることもあります。

 そうかな?
 すべては自分で「思考」を選んで「現実」にしているだけではないかな?

 さて、5月31日から6月1日にかけて急遽、広島へ旅して来ました。
 脚本の生徒さんにシナハン(取材)に行くことを勧めた私が、「一緒に行きたい」
と思って。シナハンに保護者みたいについて行くのではなく、ただ、行きたい。
 なんだか分からないけど、ただ「行きたい」。
 ところが、31日に締め切りが二つあり、しかも29日に海外出張から帰って来る夫
のために名古屋の家で迎えてご飯を作ってあげたい・・。
 仕事の予定、プライベイトの予定、両方から考えて、普通は「無理」でしょ?
 でも、「行きたい」。
 「ヒロシマ」へ「今」行きたい。
 それは考えた上でのことではなく、「直観」として来たのです。
 「直観」は正しい。

 締め切りだった仕事は「直し」をしなくていいという直観が降りて来て、OK。
 さらに名古屋行きも諸々変動があり、29日入りはなしとなり
 いざ、ヒロシマの旅へ。

 最近、よく、同じ日にいろんなことがバッティングします。
 それはまるで、「選択」のトレ-ニングをしているみたいです。
 優先事項の確認。
 また、直観の訓練。
 ミラクルパワ-を信頼する。

 広島の市内に入ったのは20年前のことです。
 終戦50年の時に、広島市主催「平和への祈りの朗読」の脚本を書かせて頂きました。 
 この時は本当に驚くシンクロ、引き寄せの連続でした。
 その話はまた、別で書きますね。

 20年ぶりのヒロシマ。
 私がなぜ、今回、行く気になったのか。

 「平和への祈りの朗読劇」をライフワ-クとして、今年も各地で上演させて頂く。
 私の出発点であるヒロシマの地で感謝と誓いの祈りをしたい。

 今回、宮島にも行きました。
 世界遺産であり、日本三景の宮島。
 厳島神社の荘厳さ。
 海の波で毎日浄化され続ける神殿、大鳥居。
 そのエネルギ-も場の癒しも素晴らしいものがありました。
 
 海の中の大鳥居

 何の予備知識もなく五重の塔に魅かれて上った階段。
 そこには素晴らしい「場」がありました。
 豊臣秀吉が建立した「千畳閣」。

 緑が見える

 夕方には世界遺産クル-ズの船で一路、平和祈念公園へ。
 川から出逢う「原爆ド-ム」。
 河からの原爆ド-ムを

 この川に熱地獄から逃げて飛び込んで来た人々。阿鼻叫喚の川。
 原爆ド-ムは私たちが忘れてはならないことを形として、シンボルとして遺されたものです。

 その前に刻まれた言葉
 ド-ムのアップ

 やはり、来てよかった・・。
 わたしが何のために書いているのか。
 チベット体操をお伝えしているのか。
 自分の中の「芯」を確認することが出来ました。

 さて、翌日。
 三人旅ですが、それぞれ個人行動することにしました。
 私は再び、宮島へと海を渡る。
 満潮の大鳥居
 満潮の大鳥居
 宮島口へと向かう電車の中でふと来たこと。
 そうだ、昨日、登らなかった「弥山(みせん)」にやっぱり登ろう。
 「神が降り立つ山」と言われている弥山。

 山の景色。山からの眺め。

 山の中腹にお寺がありました。
 そこで感謝と誓いの祈りをしていると・・
 lineに連絡あり。
 今年再演するアンネの物語「つづく・・」のメンバ-初集まり、初稽古の知らせ。

 お寺の写真

 参拝のあと、頂上へ。
 大きな岩と岩の間を潜るようにして登って行く。
 途中に見下ろす景色は美しい瀬戸内海。

 頂上からの眺めはほぼ360度に近い「海」の絶景です。
 写真にはおさめきれない。
 機会があれば、みなさま、是非、弥山に登ってください。

 そして・・ここで遭遇したのが
 なんと「オレンジ」、救助隊です。
 怪我をした登山客の救急救助に来ておられた。
 何しろ、昨年書かせて頂いた「ボ-ダ-ライン」以来、私は消防署の前を通るだけで
も嬉しくなってしまうくらいの「消防・救急・救助」ファンです。
 写真に撮りたい、お話ししたい・・。
 ところが、この救助はドラマ以上のことになりました。
 ヘリコプタ-での「愛と感動」の救助活動。
 

 救助隊01 救助隊02
 救助隊03 救助隊04
 救助隊05 救助隊06
 救助隊07 救助隊08
 救助隊09

 神が降り立つ山と言われている弥山。
 そこに、救助隊が降り立ったのです。

 昨日、もし、弥山に登っていたら・・遭遇しなかった。
 実は、前日、登り口までバスで来ていたのにやめたのです。

 すべては・・その時。
 自分が何を選ぶかで現実が創られる。

 神様からの贈り物。

 自分で「選べ」よ。
 自分で「創れ」よ。

 そう、自分の人生。マスタ-はあなた自身。
 どうぞ、選んで「創って」行ってください。

 そして

 今、わたしたちが「平和な世界」を選ぶのか
 「戦争へ向かう世界」を選ぶのか

 私たちが選べます。
 それはまず、自分の内が「平和」であることから。
 それを選べるのです。

 チベット体操は「えらぶ」ことをサポ-トしてくれる。
 そしてえらんだ思考を現実化してくれる体操。

 今月もチベット体操を楽しみましょうね。

 教室でお待ちしています。

 とっても長くなりました。
 読んで下さってありがとうございます。

 愛と感謝をこめて。

 梶本 恵美