Oct, 2015

「平和への祈り」

みなさま、こんにちは。
早、10月となりました。
あの暑い暑い夏は過ぎ行き・・
世の中ではさまざまな出来事があり
自然界でもあちこちでさまざまな現象が起きていましたね。
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ご紹介したい詩があります。

  「朝」 谷川俊太郎

また朝が来てぼくは生きていた
夜の間の夢をすっかり忘れてぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が陽だまりに寝そべってるのを

百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
当たり前の所のようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ

いつだったか子宮の中で
ぼくは小さな小さな卵だった
それから小さな小さな魚になって
それから小さな小さな鳥になって

それからぼくはやっと人間になった
十カ月を何千億年もかかって生きて
そんなこともぼくら復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから

今朝一滴の水のすきとおった冷たさが
ぼくに人間とは何かを教える
魚たちと鳥たちとそして
ぼくを殺すかもしれぬけものとすら
その水をわかちあいたい

谷川俊太郎さんの詩は大好きです。
谷川さんの詩から触発されて物語(ドラマ)を書くことがよくあります。
こうして「心」に触れるものを読むこと、感じることは大切ですね。

今から十数年前に「キレやすい子供たち」の事件が続いた頃
こんなことを聞いたことがあります。

キレやすい子供たちに何が欠けているのか?

人間が暴力に走ってしまう時
それを止められない時
人を殺める、傷つける時

それらを抑えるのは「理性」ではなく「情操」である。

「理性」はアタマで考えることですね。
「情操」は心から来るものです。

情操教育が家庭や学校、社会において成されていないことから
子供の情操がむかしより欠けて来ている。
「相手の身になる」「相手の思いになる」「相手の立場に立つ」
これらは「心」が発達していなければ出来ない。

確かにそうだな・・と思いました。

私はドラマや映画、芝居の脚本を書いています。
理性に訴えるものを書くのではなく、人の心を動かすもの、心を癒す、浄化する
「思い」を深めるものを書くようにと心がけています。

子育てにおいてもきっとそれが大切だと思います。
理性的なことを教えるより
子供の心が育つよう、見守る。

「親」という字は
「木」の上に立って見る・・と書きます。
親はそのように少し高いところから子供を見守る・・。
それが親の役割なのですね。
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さて、先月、飛騨高山に行って参りました。
高山は私にとっていつも不思議なことが起きる・・ミラクル・スポットです。
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今回、高山に行ったのは
「平和への祈り、朗読劇『つづく・・』」の上演のためでした。

高山の友人、陶芸家の弓削陽子さんにお骨折り頂き、市の支援を受けることが出来ま
した。
昨年12月に東京で初演、そして今年の7月に青森、三沢で再演した芝居です。
アンネ・フランクに関する作品から書いたオリジナル脚本。
今回は9月20日に上演、それは本当に偶然のことでしたが
実は翌21日は高山平和の日だそうです。
何も知らずに前夜に「平和への祈り」の朗読劇を上演させて頂いた。
私は今回、行ってから知ったのですが、高山市は世界に向けて平和を宣言して行くと
決めたそうです。
10月には長崎市長、広島市長をお招きして「平和サミット」を開くそうです。
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私が「平和への祈り朗読劇」を書き始めたきっかけは
1995年、広島市が主催する「平和へのシンポジウム」の時でした。
ちょうど米国、シカゴから帰国して三年目の夏。
アメリカの子供たちから預かって来た五百羽の千羽鶴を今年こそは広島に届けなくて
はと思っていた時・・ミラクルが立て続けに起きて・・広島市から私のところにお話を
頂きました。
ここには長くなるので書けませんが・・それはそれはミラクル(引き寄せ)の連続。
この時も、「祈り」が天に届いて、何か導かれている感じがありました。

そして、それから時は過ぎ、今度は私自身が企画、制作し始めた。
毎回、不思議なことが起きて・・それを書き、上演の運びとなる。
まるで導かれているかのよう。

今回も、この「つづく・・」を世の中にもっともっと伝えて行った方がよいなら
そのようになって行きますように・・・と祈りました。
天国にいるアンネにも私たちの思いが届いていたかも知れません。
そんな中で頂いた今回の「高山」での上演のお話でした。

上演の日、会場である「遊朴館」の外壁が見事なので写真を撮っていました。
その壁の左端にわたしたちの「つづく・・」のポスタ-が貼ってあります。
この写真を撮る時、赤い郵便局の車が来たので続けて三枚撮りました。
そしてそのうちの一枚をFBにアップしたところ・・ん?・・と気づきました。
よくご覧ください。天から細いスポットライトのように光が差しているでしょう?
そして、その光が差しているのが、ポスタ-です。そのポスタ-の写真の左上。
虹が出ています。
驚きました。仲間に見せたら、「わぁ、鳥肌が立ってる」という人もいました。
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というわけで、いつもこうしてミラクルが起きる。
もっと伝えて行きなさい・・ということだと思っています。
これからどんな展開になって行くのか・・とても楽しみにしています。
日本から、そして、世界に向けて発信して行けたらとても嬉しい。

私がチベット体操をみなさまにお伝えしているのは
チベット体操をすると穏やかな心になる。
そう、体操をしていると「平和」な心になって来る。
その波動が周りにも伝わって行く。

チベット体操は平和への祈りの体操です。
毎朝、体操をするとともに、自身が安らか、平和な心、人となる。
それがやがては世界にその波動を広げて行く。

平和への祈りの朗読劇も同じです。
それを観た人の心の中で何かが変わる・・。
波動が上がって行く。
心から平和を祈る。

アンネの日記をまだお読みでない方。
どうぞ、一度、読んでみて下さい。
70年前、15歳の少女が世界を人間をどのように洞察していたか。
驚くものがあります。

ありがとうございます。
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愛と感謝をこめて

梶本恵美