みなさま、こんにちは。
早、11月となりました。
紅葉の季節ですね。
各地で紅葉を愛でておられることでしょう。
アメリカのシカゴに住んでいた頃には11月は「サンクスギビング」(感謝祭)が
ありました。七面鳥の丸焼き、パンプキンパイ、グレ-ビ-ソ-ス・・。
家族や友人が集まり、「収穫」を祝い「豊かな恵み」「稔り」に感謝しました。
稔りの季節と言えば・・
この11月10日に新刊が出ます。
今年の二月、名古屋で奥平亜美衣さんと瞑想&チベット体操のワ-クショップをさせ
て頂き、その時にこの本の「種」が蒔かれ・・そしてこの11月に出版。
「引き寄せ力を高めるチベット体操&瞑想」
奥平亜美衣、梶本恵美共著
さらに、この11月には昨年7月より脚本参加した映画が京都でクランクイン。
12月初めにはパリへロケ。
紆余曲折あったプロジェクトでしたが・・とてもやりがいがありました。
監督やプロデュ-サ-たちとの熱い脚本創り。
今、その映画が京都で撮影されています。
これもまた、私にとっては「稔り」です。
そして、この9月に生まれた娘のBABY。
おかげさまでスクスクと成長、現在「稔り」の進行形です。
そのBABYをたくさん抱っこしているおかげか・・波動がどんどん上がり
インスピレ-ションがどんどん降りて来る。
ドラマ、映画、小説・・とスト-リ-が降りて来ました。
今、その中の一本をワクワクしながら書き始めています。
そう、種を蒔いているのです。
今日は「心の畑」のお話をしたいと思います。
先日、チベット体操教室の生徒さんからある相談メ-ルが来ました。
その方はある職業に従事され、25年。
2年前から今の現場になった。
真面目にコツコツと働いて来て、現場ではそれなりに責任も持たされている。
チベット体操も最近完成し21回を続けている。
けれど、現在、経済的にも時間的にもゆとりがない。
本来なら、今回の新刊を熟読してから質問するべきですが、諸事情によりあまり
のんびりもしていられない状況。
時間的にも経済的にもゆとりのある状況を引き寄せるにはどうしたらいいですか?
教えて頂けませんか?
さて、何と答えようか。
「メ-ルでお伝え出来るなら、そもそも本を出す必要はありません」
を序文として、そのあと、思いつくままに短く伝え、お返事しました。
起きて来る物事には全て意味がある。
その通りでした。
この方の相談がきっかけでその後、色々直観、メッセ-ジが降りて来ました。
「経済的にも時間的にもゆとりがない、どうしたらいいか?」
皆さんはどう思われますか?
まず、一つ。
自分の現実は自分の思考が反映されたものだということ。
「思考の現象化」だということ。
その状況を創り出しているのは自分の「思考」だということ。
私たちが思っていることが現象化する。
実際のその方の状況は私には分かりません。
けれど、今、仕事がある。寝る時間もある。仕事をする時間もある。
お給料はちゃんと出ている。
どれくらいお金があれば「経済的にゆとりがある」と考えられるのか?
どれくらい時間があれば「時間にゆとりがある」と考えられるのか?
これは人によってさまざまだと思います。
けれど・・ここで思い出して欲しいのは
私たちが思っていること、その波動が「現実」を引き寄せているということ。
「貧乏」だと思っていれば益々「貧乏」だと思われる現象を引き寄せる。
「豊か」だと思っていれば益々「豊か」だと思える現象を引き寄せる。
「時間が無い!」と思っていれば益々「時間は無い」が来る。
「時間は十分、ある」と思っていれば、人から見てどんなにハ-ドなスケジュ-ルの
人でも「ゆとり」はある。そういう人にとっての5分と「時間が無い」と思っている人
の5分はきっと体感時間が違うでしょう。
「無い」「足りない」という「不足」に意識を向けるのではなく
「ある」ことに意識を向ける。
今、問題だと思う出来事に意識を向け続けるとそれはどんどん拡大して行きます。
「どうありたいのか」ということに意識を向ける。これが大切。
『心の畑』
私たちの心の畑に、自分がこうありたいと思う「木」や「花」の種を蒔きましょう。
まず、しっかり心の畑を耕すこと。
そして、種を蒔いたら日々、大切に愛でながら育てて行く。
それがいつ花咲くか・・実をつけるか・・
それは気にしないでください。
「花を咲かせるにも実をつけるにも『季節』と『時』があるのです」
そして、ここでもう一つ、忘れてならないこと。
雑草が生えて来たら、放っておかないで抜く。
雑草とは「ネガティブな思考」のことです。
放っておいたら畑は雑草だらけになってしまう。
ちゃんと抜いて下さい。
雑草が生えていることにどうやって気づくか?
それはあなたがネガティブな感情を持った時。
その感情のもとは「ネガティブな思考」から起きています。
心の畑を点検して下さい。
必ず、見つかります。
大切なのは
自分で自分の感情や思考に気づくこと。
ネガティブな感情を持つ時は実はチャンス。
自分が本当は何を望んでいるのか、どうありたいのかを知るチャンス。
××に腹が立つ!
××が許せない!
××に傷つけられた、苦しい、悲しい・・。
この時、「××」が悪いのではありません。
あなたの心の畑にそもそも何かしら「観念」が存在するから。
その観念がそういったネガティブな感情を引き起こしている。
そして、その観念は私たちが生まれた時からもともと持っていたのではなく
育って来る間に親や社会や周りにすりこまれて行ったもの。
それらに気づいて、一つ一つを手放して行く。
心の畑の雑草を抜いて行くのです。
雑草は抜いても抜いてもまた生えて来ますね。
辛抱強く、抜いてください。
でも、「こんなものいらない!」と捨てるのではなく
「ありがとう」「ごめんなさい」「ゆるしてね」「愛してる」
そう、ホ・オポノポノの四つのフレ-ズのどれかを言ってあげるといいですね。
気づかせてくれて「ありがとう」
今まで放っておいて「ごめんなさい」
もういらないから「ゆるしてね」
そして・・「愛してる」
これは雑草にだけでなく、どんな時でも、ありのままの自分に対して。
たとえ、雑草だらけになってしまっていても・・「愛してる」。
いつかは種から芽が出て・・育って行って花を咲かせ、実が実る。
私たちが本来の自分を生きて「花」を咲かせ、「実」を実らせる。
それは周りの人に「美」や「愛」「豊さ」を与えます。
そのように生きて行きたいですね。
チベット体操は心の畑を耕す体操です。
畑に栄養も与えてくれます。
雑草を抜く手伝いもしてくれます。
2015年。まもなく冬がやって来ますね。
あなたの「心の畑」の準備はいいですか?
さあ、少々寒くても朝は窓を開けて空気の入れ換え。
そうして私たちの心身も体操とともに新鮮な空気で満たしましょう。
今月もチベット体操を続けましょう。
いつもありがとうございます。
愛と感謝をこめて
梶本恵美