みなさま、こんにちは。
お待たせして申し訳ありませんでした。
今、10月に入って、こうしてメッセ-ジを書かせて頂いています。
まずは大切なご報告をさせて頂きますね。
9月6日に娘のSAYOKOが無事、女の子を出産しました。
おかげさまで母子共に元気です。
臨月に入ってもSAYOKOは産む直前までチベット体操をしていました。
そのせいか、生まれた赤ちゃんもすごく元気で、活発です。
身長が52・5センチ、体重は2970グラム。
背の高い女の子です。
ちなみに、お腹の中にいた時からのあだ名が「ぽこちゃん」です。
SAYOKOの出産を通して、私自身、貴重な体験をさせてもらいました。
そんな中から、みなさまにシェアさせて頂きますね。
予定日は3日でした。
予定日を過ぎてもまだ気配がなく・・
産婦人科の先生からもっと歩いて下さい・・と言われて、一緒にお散歩をしました。
(夏、あまりに暑すぎて後半は歩けなかったのです)
そして・・5日の早朝。
「ママ、今から逢いに行くからね」とぽこちゃんの声が聞こえたそうです。
ぽこちゃんの言った通りに陣痛が始まり・・
その日に生まれるのかな?・・と思いきや
実は、私にとっては9月6日生まれがソウルメイト。
ぽこちゃん、6日ならいいなぁ・・と思っていました。
すると・・その陣痛は前駆陣痛だったらしく・・間遠くなり止みました。
そして・・6日の朝に本当の陣痛が来て入院。
その数日前に私が観た夢で「10時10分」「10」という数字が来ていました。
ぽこちゃんはなんと、夜の10時10分頃、頭が見えて来て20分に生まれました。
さよこが入院した時は病院に付き添って、そのあと帰るつもりが
なんとなく、そのままいることになり
陣痛に旦那さんと二人で付き添い・・とうとう分娩まで。
おかげで生まれる瞬間に立ち会うことが出来ました。
これは、本当に予定していたことではなく、たまたま。
さよこが陣痛を乗り越えて行く時・・。
辛くても赤ちゃんのために懸命に堪え、頑張っている時・・。
そして、陣痛はどんどん高まり・・
呼吸をコントロ-ルしながらいきみを繰り返し
そして・・とうとう「誕生」
ぽこちゃんが生まれる瞬間。
無事に生まれてくれたこと。
娘の苦しい、辛い「産む」時が無事終わったこと。
すべてに感謝。
素晴らしい時を体験させてもらいました。
女の人ってすごいな・・。
あんなに苦しい、辛い思いを乗り越えて赤ちゃんをこの世に生み出す。
お腹の中で育てて行く長い月日。
あの陣痛から分娩のすさまじく苦しく痛い時
そして、今度は赤ちゃんのお世話、育児。
夜中は眠れません。
眠くてもオッパイあげる、おむつを換える。
くたくたになっていても赤ちゃんのために起きる。
そういう時を体験しながら
「母」になって行く。
母親がみな強いのは分かります。
さて、この娘の出産を通して・・面白いことがありました。
私はチベット体操をするようになってからチャクラが整い
精神的にもどんどんデトックスして行き
「穏やか」になっていた。
普段と超ポジティブで、なにごとにもクヨクヨしないし
ネガティブな考えはほとんどしない。
ところが・・
出産から数日たった朝、何だか、急にネガティブな思いがふつふつと湧いて来た。
何に対してなのか?・・初めは分からなかった。
どうやら、「夫」に対して腹が立っている。
なんで?
夫は今回の娘のお産を通して
生まれた赤ちゃんがかわいくて仕方ない。
(当たり前ですね)
そして、娘にも色々と気遣い、よくしている方だと思います。
娘の旦那さんはとてもピュアでやさしい人です。
妊娠中も、お産の時も、産後もさよこを気遣い、やさしい。
ん・・なんだか知らないけど、腹が立ってる。
夫に対して。
さよこやお嫁さんにやさしくしている夫に対して腹が立つ。
それは嫉妬とかではなく・・自分の中に押し込めていた感情からでした。
私は長男の時は難産でした。さよこのお産は二人目だから軽かったけど
上の子がいてのお産だから、産後もすぐに動いていた。
私には妊娠中もお産の時も、産後も
夫との間にあたたかいやさしい思い出が一つも無い・・。
辛く苦しいことって忘れてしまうものですね。
詳しくは書けませんが
一人目の時も、二人目の時も
夫は本当にひどかった・・・。
娘のお産を一緒に体験して
ああ、こんなにして出産したんだ・・と思い出した。
なのに、ちっとも気づかってくれなかった。
むしろ、傷つくことを言われたり、された・・。
そのことを思い出し、自覚したのです。
そうです。
私はその時、本当は傷ついていた。
もっとやさしく気づかってほしかった。
そのことに気づきました。
そして、今回、そのことを夫に伝えました。
夫も思い出し、反省したようです。
彼もまだ若かった。
今とは時代も違った。
何より、自分で自分の押し込んでいた思いに気づけたこと。
そして相手にそれを伝えることが出来たこと。
それがとてもよかった。
そして、私だけでなく、もう一人。
夫の妹もまた、さよこのお産を通じて感情のデトックスをしました。
さよこは産後、名古屋のうちの家に帰って来て養生しています。
病院にいる時も、旦那さんもお姑さん、そして私や夫が見舞いに来る。
実家で養生していること、旦那さんにやさしくしてもらっていること。
それを義妹は今回、目の当たりにして・・自分の時のことを振り返ったのです。
お七夜のお披露目の帰りに、母(私の姑)と二人で色々話したそうです。
「なんで、あんたは家に帰って来なかったの?」(産後、妹は実家に帰ってない)
義妹は辛かったけど、家には帰っていない。
なぜなら、実家は商売をしていて、母は家のこと店のことでいつもとても忙しく
働き詰め。それをずっと見て来ていて、彼女は母のことをいつも気づかっていた。
「なんで。あれ以上おかあさんを忙しくなんかさせれんでしょ」
本当はそんなこと、言いたくなかった・・。
でも、言ってしまった・・。
義妹は泣き、母も泣いたそうです。
義妹は子供を産んで17年。今回のことを通して自分の内に押し込めていた気持ち
に気づいて・・初めて話したのです。
さよことこのことを話しました。
すごいね。ぽこちゃん(赤ちゃんのあだ名です)のおかげでママも文子おばさんも
デトックス出来たんだね・・。
お産は産婦自身が子宮にためこんだ感情をすべて手放す。
産婦にとっても大きなデトックスになるそうです。
ためこんでいる感情が大きいほどお産も辛くなる。
それは時に、自分と母親との関係だったりもするようです。
それだけでなく、こうして、周りの人間にも影響を与える。
すごいですね。
私は今回、あらためて知りました。
私たちはまだまだ自分の内側に自分でも気づかないうちに
悲しみや、苦しみ、さまざまなネガティブな感情、思いをためこんでいる。
それらを手放すために何か起きて来る。
その時々に、気づいて、素直に吐き出せるといいですね。
自分の思いを自分で知る。
自分で知らない限り、本当に癒すことは出来ない。
チベット体操を続けているとどんどんデトックスして行きます。
さあ、まだまだ、デトックス。
手放せば、スッキリする。
あなたが生まれた日。
この世に新たな光が誕生しました。
そして、その光は周りの人々を明るく照らし
また周りから愛という光を受け取って光はどんどん育って行った。
あなたが生まれた日。
この世に愛が増しました。
そして、その愛はあなたの中ですくすくと育ち
それが今のあなたを創っている・・・。
生まれてくれてありがとう。
あなたにありがとう。
産んでくれたお母さんにありがとう。
見守ってくれた人々にありがとう。
愛と感謝をこめて
梶本恵美