今月のメッセージ
2018.08.06

2018年夏のメッセージ(2)「慈しむ」

シャスタ

 

こんにちは。

夏のメッセ-ジ、二つ目です。

 

今、わたしの目の前には美しい夏の雲と青空。

そして山々の緑・・・明るい日差し。

穏やかな風景があります。

音楽は懐かしいCDを引っ張りだしてボサノバを聴いています。

音楽にのって心がほどけて行きます。

音楽っていいですね。

サウンドパワ-。

わたしたちの波動に直接働きかけて来る。

好きな音楽を聴いていれば、それだけで和む。癒される。

 

 

昨夜、ある女子からラインで相談ごとが来ました。

彼女はまだチベット体操を始めたばかりです。

 

腰痛、内面的にも仕事でもミス、失敗など負の連鎖が続いた。

自分の嫌なところをひきずってしまうこと、向上心の無いところ、

仕事の考え方がなっていなかったこと、

そして、職場の先輩たちにかなり厳しい指摘を受けたこと

先輩たちにそんな思いをさせたことも申し訳ない。

ミスの指摘を受けた上にまたミスをしてしまう・・・。

けれど、先輩たちは優しくてわかってくれていて

だから、仕事を辞めるというような逃げ方はしたくない。

 

自分を許すこと。

前向きになること。

人をイライラさせない、人との付き合い方などについてアドバイスがほしい。

 

と、このようなことでした。

 

まず、腰痛が起きるのは「怒り」からです。

彼女は「怒り」をためていた。

おそらく自分に対しての怒りでしょう。

 

本来、とても素直で純粋で誠実で・・と素敵なところばかりが思い浮かぶ女の子です。

でも、内面には色々とすりこみや、心に刺が刺さったままになっていて傷ついている。

昨年、大きな病気を克服して、やっと仕事を始めたところです。

 

チベット体操を始めると好転反応が起きて来ます。

それは肉体面、精神面両方とも。

出来事で起きる場合もあります。

それは何か具体的な出来事が起きることによって本人が気づくために。

チベット体操を始めなくてもそもそも人生とはそのようなものですね。

それがチベット体操を始めると「魂」が目覚め始めて、成長に拍車がかかる。

なので必然的に好転反応が起きるのです。

 

腰痛という痛みで彼女の内面が表現している。

気づいてほしい・・・と。

怒りをとじこめないで。

自分を見つめてほしい。

 

でも、それは自分を責めるためではありません。

その逆なのです。

 

まず、彼女は病気を克服した。

生かされた。

人生をまだここから歩んで行きなさいと。

あなたはまだ、この地球に来て本当にやりたかったことをしていない。

だから、生かされた。

気づかされた。

その生命を大切にしなさい・・と。

 

わたしは彼女にブッダの慈悲の瞑想を伝えました。

今までに、教室やブログでも伝えたことがあります。

わたし自身、毎日ではないですが、かなり前からこの慈悲の瞑想は続けて来ました。

教室でみなさんどやったこともあります。

言葉を唱えて行きます。

その内容にわたしも初めての時は驚きました。

けれど、そこにこそ、慈悲の瞑想の神秘があったのです。

 

今日、ここであらためてみなさんにご紹介します。

チベット体操の六番目、横たわっている時。

あるいは、どんな時でもかまいません。

声に出しても出さなくてもいい。

本来の慈悲の瞑想はもっと長い文章ですが、それを分かりやすく唱えやすくしたものを

紹介しますね。

 

 

スリランカより by Megumi

 

「慈悲の瞑想」

 

わたしがしあわせでありますように。

わたしの悩み苦しみがなくなりますように。

わたしの願いごとが叶えられますように。

わたしに悟りの光が現れますように。

わたしがしあわせでありますように。

わたしがしあわせでありますように。

わたしがしあわせでありますように。

 

わたしの親しき人たちがしあわせでありますように。

わたしの親しきひとたちの悩み苦しみがなくなりますように。

わたしの親しきひとたちの願いごとが叶えられますように。

わたしの親しきひとたちに悟りの光が現れますように。

わたしの親しきひとたちがしあわせでありますように。

わたしの親しきひとたちがしあわせでありますように。

わたしの親しきひとたちがしあわせでありますように。

 

生きとし生けるものがしあわせでありますように。

生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように。

生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように。

生きとし生けるものに悟りの光が現れますように。

生きとし生けるものがしあわせでありますように。

生きとし生けるものがしあわせでありますように。

生きとし生けるものがしあわせでありますように。

 

スリランカより by Megumi

 

わたしの嫌いなひともしあわせでありますように。

わたしの嫌いなひとの悩み苦しみがなくなりますように。

わたしの嫌いなひとの願いごとが叶えられますように。

わたしの嫌いなひとに悟りの光が現れますように。

 

わたしを嫌うひともしあわせでありますように。

わたしを嫌うひとの悩み苦しみがなくなりますように。

わたしを嫌うひとの願いごとが叶えられますように。

わたしを嫌うひとにも悟りの光が現れますように。

 

すべての衆生がしあわせでありますように。

すべての衆生の悩み苦しみがなくなりますように。

すべての衆生の願いごとが叶えられますように。

すべての衆生に悟りの光が現れますように。

すべての衆生がしあわせでありますように。

すべての衆生がしあわせでありますように。

すべての衆生がしあわせでありますように。

 

わたしがしあわせでありますように。

わたしの悩み苦しみがなくなりますように。

わたしの願いごとが叶えられますように。

わたしに悟りの光が現れますように。

わたしがしあわせでありますように。

わたしがしあわせでありますように。

わたしがしあわせでありますように。

 

スリランカより by Megumi

 

 

長いですが、繰り返しになるので覚えやすいと思います。

これを何かの時に唱えるようにする。

余計なことに意識が行ってしまう時

思考や感情をコントロ-ルしたい時

「慈悲の瞑想」を唱えるとマインドフルネスになることが出来ます。

 

そして、不思議なことにただこれを唱え続けて行くうちに

自分の中に「慈悲」が育って行くのです。

 

 

まずは自分自身から慈しむ。

 

誰かのために何かをしよう。

身近な人のために何かをしよう。

世の中のために何かをしよう。

世界のために何かをしよう。

生きとし生けるもののために。

平和のために。

環境のために。

 

自分の「志」を持っている人。

自分の「志」に気づいている人。

自分の「志」に気づこうどしている人。

 

その「志」を生き、「志事」を成すためにも

まず、「慈しむ」ことが大切なのです。

 

まずは自分自身からです。

自分を慈しむことから始めましょう。

自分を慈しめるようになれば

今度は周りを慈しむことが出来るようになります。

 

「慈しむ」というのは「愛する」のとも違う。

たとえ、今の自分を好きでなくても

色々、まだまだなところがあったり

周りに迷惑かけてしまう未熟な自分を

「慈しむ」のです。

 

こんな暑い夏です。

ほんとにキツイ毎日が続いているなら・・

今こそ、自分を慈しんでくださいね。

 

いつもありがとうございます。

どんなに暑い最中でも

あなたの心に涼やかな心地よい風が拭きますように。

 

ハワイより by Miki

 

梶本 恵美